オルソケラトロジー パイロット
パイロットの視力は、裸眼で左右共に1.0以上必要とのことですが、メガネでによる矯正視力で1.0以上あれば身体検査には合格できるそうです。しかし、メガネで矯正した場合、メガネのレンズに基準があり、1.0以上の視力になったとしても、±6ジオプトリー以上のレンズではいけないとのことです。ジオプトリー(Dioptrie)というのは、人の目の表面の角膜・水晶体を通った光が屈折して内側の網膜に届き、見た物の像を脳へ伝えますが、その屈折度を表す単位です。プラスが遠視、マイナスが近視を表し、数が大きい程、屈折率が高いということになります。
自家用パイロットの視力は、裸眼で左右共に0.7以上必要で、±8ジオプトリーまでのレンズのメガネで矯正可能であれば、合格です。
両パイロット共、矯正視力の場合は、必ずもう1つ予備用のメガネを携帯して操縦しなければいけないとのことです。
平成13年に航空法施行規則が一部改正され、パイロットの身体検査の基準の中で、視力については、遠距離裸眼視力の最低基準であった
0.1を削除、また、メガネの場合は、屈折度数の基準を緩和という内容となっています。
最近ではレーザーを用いたレーシックという角膜の手術や、オルソケラトロジーといった夜の睡眠中に特殊なレンズを装用し、翌朝レンズを外すと視力が良くなっているといった近視の治療もありますが、どちらも航空身体検査の基準には不適合となっています。
ネット上でANAやJALのパイロット採用の条件を検索してみましたが、レーシック・オルソケラトロジーの施術を受けた場合は日常の視力矯正に使うコンタクトレンズとは異なる為、パイロットの基準に沿わないと記載されていました。
レーシックやオルソケラトロジーでの視力矯正をするとパイロットになれないのは、屈折異常のある眼球を手術やオルソケラトロジーの
レンズで矯正したとしても、パイロットとして操縦する間は裸眼であり、万が一のことを考えての事かなと思いました。
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