オルソケラトロジー レンズ
オルソケラトロジーとはあまりなじみのない言葉ですが、視力が悪くて何とかしたいと考えたことがある人なら1度は聞いた事があるかと思います。オルソケラトロジーとは、英語だとOrthokeratologyというスペルで、Ortho(矯正)・kerato(角膜)・logy(療法)を繋げた言葉です。遠視や乱視には効果的ではありませんが、軽度から中程度の近視に効果のある視力回復法です。オルソケラトロジーは、アメリカで約30年以上前から始まり、約10年程前(1990年代後半)からアメリカや中国で普及したそうです。
このオルソケラトロジーという近視治療法は、夜眠っている間に特殊なレンズをはめておくという簡単な方法です。翌朝にはめていたレンズを外せば裸眼で近視が良くなっています。この眠っている間にはめる特殊なレンズは、高酸素通過性のハードコンタクトレンズで、もしオルソケラトロジーを希望するなら、ISOの基準に沿って、アメリカ連邦食品衛生局(FDA)に安全性を認められたレンズを取り扱っている病院を調べて診察に行くことが勧められています。
オルソケラトロジーのレンズとは、通常のコンタクトレンズの形とは違って、レンズのカーブが5つ、接合部分が4つあり、それぞれ5つのカーブは角膜に対して小さな力で圧迫、4つの接合部分は大きく圧迫しています。近視の状態は、角膜・水晶体を通った光が屈折して網膜に見た像を繋ぐのですが、その像を網膜より手前でピントを合わしてしまった状態です。その近視を正視の状態にするオルソケラトロジーのレンズは、角膜の中心を平らにして、網膜上にピントがきちんと合うようにしてくれます。
メガネは装用中にずれたりスポーツをするのに邪魔であったり、コンタクトレンズは目にゴミが入ったりして角膜を傷つけてしまったり、装用でトラブルが起こりがちですが、このオルソケラトロジーとは、寝ている時にレンズをはめて、日中の生活の中ではレンズをつけなくても
視力が良い状態になっているので、目に負担をかけることのない、生活のしやすい視力回復法とも言えます。また、起きている間は裸眼ですので、近視が進むのを抑えることができる画期的な近視治療法だと思います。
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